6章  アスベスト含有建材の除去及び処理  :  2節  除去工事共通事項

6.2.1 専門工事業者

アスベスト含有建材の除去を直接行う専門工事業者については,工事に相応した技術を有することを証明する資料を,監督職員に提出する。

6.2.2 石綿作業主任者

アスベスト含有建材の除去に当たっては,石綿障害予防規則(平成17年厚生労働省令第21号。以下「石綿則」という。)に基づき,石綿作業主任者を選定する。

なお,石綿作業主任者は,石綿作業主任者技能講習修了者又は平成18年3月以前の特定化学物質等作業主任者の有資格者とする。

6.2.3 除去作業者

アスベスト含有建材の除去に従事する作業者(以下「除去作業者」という。)は,石綿則に基づく特別の教育を受けた者とする。

なお,除去作業者は,一般健康診断,石綿健康診断及びじん肺健康診断を受診した者で,肺機能に異常がない者とする。

6.2.4 施工区画

アスベスト含有建材の除去に当たっては,直接除去を行う作業区域(場所),セキュシティゾーン,廃棄物保管場所等,除去工事に直接又は間接に関係する箇所の区画を行う。

6.2.5 表示及び掲示

(a)関係者以外立入禁止,喫煙・飲食の禁止について,表示を行う。

(b)石綿作業主任者名と職務内容について,掲示を行う。

(c)アスベスト有無の事前調査の結果の概要,アスベストを取り扱う作業場であること,アスベストの有害性,アスベスト取扱い上の注意事項,使用すべき保護具について,掲示を行う。

(d)「建築物等の解体等の作業に関するお知らせ(労働基準監督署への届出内容,粉じん飛散抑制措置,ばく露防止措置等)」を周辺住民の見やすい場所に掲示する。

(e)特定粉じん排出等作業の実施の届出の内容を,前記の掲示に追記する。

6.2.6 保護具等

(a)作業者は,作業内容に応じ,作業に適した呼吸用保護具を使用する。

なお,アスベスト含有吹付け材を除去する場合は,電動ファン付き呼吸用保護具又はこれと同等以上の性能を有する呼吸用保護具を使用する。

(b)作業者は,必要に応じて保護めがねを使用する。

6.2.7 保護衣,作業衣

(a)作業者は,作業内容に応じて保護衣又は作業衣を使用する。

(b)保護衣は,アスベストの浸透がない材質及び構造のものとし,原則として,使用ごとに廃棄する。

(c)作業衣は,アスベストが付着しにくく,付着したアスベストが容易に除去できるものとする。