6章  アスベスト含有建材の除去及び処理  :  5節  アスベスト含有成形板の除去

6.5.1 養生等

(a)アスベスト含有成形板の除去に伴い,アスベストの作業場から場外への飛散防止のため,養生シート等を用いて区画する。

(b)アスベスト含有成形板の除去作業を行う施工区画内は,当該関係者以外立入禁止とする。

6.5.2 工法

(a)アスベスト含有成形板の除去は,湿潤化したのちに,手ばらしで行う。

なお,やむを得ず破砕しなければならない場合は,湿潤剤等の噴霧,散水等により十分に湿潤化した状態で作業を行う。

(b)除去したアスベスト含有成形板の集積及び積込みに当たっては,高所より投下しないことのほか,粉じんの飛散防止に努める。

(c)破砕されたアスベスト含有成形板は,湿潤化のうえ,丈夫なプラスチック袋に入れるなど,飛散防止措置を講ずる。

6.5.3 除去したアスベストの保管,運搬,処分等

(a)除去したアスベスト含有成形板の保管は,次の(b)によるほか,4.2.1[工事現場内の保管]による。また,運搬及び処分は,次の(c)及び(d)によるほか,4.3.1[運搬及び処分の委託]による。

なお,運搬又は処分を委託する場合は,委託契約書及びマニフェストに,石綿含有産業廃棄物が含まれることを記載する。

(b)除去したアスベスト含有成形板を搬出するまでの間,現場に保管する場合は,一定の保管場所を定め,ほかの建設副産物等と分別して保管するものとし,シートで覆うなど,飛散防止措置を講ずる。また,保管場所には,アスベスト等の保管場所であることの掲示を行う。

(c)アスベスト含有成形板の運搬車及び運搬容器は,アスベスト含有成形板が飛散及び流出するおそれのないものとする。また,運搬車両の荷台に覆いを掛けるなど,飛散防止措置を講ずる。

(d)除去したアスベスト含有成形板の処分は,次による。

(1)石綿含有せっこうボードは,管理型最終処分場で埋立処分する。

(2)石綿含有せっこうボードを除くアスベスト含有成形板の処分は,次の(i)又は(ii)により,適用は特記による。

(i)埋立処分の場合は,石綿含有産業廃棄物として,安定型最終処分場の一定の場所で埋立処分する。

(ii)中間処理の場合は,都道県知事等から設置許可を受けた溶融施設において溶融又は環境大臣の認定を受けた無害化処理施設において無害化処理を行う。

6.5.4 確認及び後片付け

(a)除去作業の終了後,高性能真空掃除機で床等の清掃を行う。

(b)除去が十分行われていることを,原則として,監督職員の立会いのもと,確認する。