工事現場周辺の危害防止

第2節 工事現場周辺の危害防止

1.工事区域の立入防止施設

(1) 工事現場の周囲は、必要に応じて鋼板、シート又はガードフェンス等防護工を設置し、作業員及び第三者に対して工事区域を明確にすること。

(2) 立入防止施設は、子供等第三者が容易に侵入できないような構造とすること。

(3) 立入防止施設に併設した工事看板、照明器具等は保守管理を行うこと。

(4) 立入防止施設に設けた出入口は、施錠できるようにすること。

(5) 道路に近接して掘削などにより開口している箇所がある場合には、蓋をするか防護柵を設置して転落防止措置を講じること。

2.現道占用の管理

(1) 工事のため現道を使用する場合には、立入防止施設を含め占用許可条件に適合した設備とし、常に保守管理を行うこと。

(2) 看板、標識類は所定の場所に通行の妨げとならないよう設置し、常に点検整備を行うこと。

(3) 夜間照明・保安灯・誘導灯等は、電球切れなどの点検を行い、常に保守管理を行うこと。

3.看板・標識の整備

(1) 現道上に設置する工事看板・迂回路案内板等各種標識類は、所定の場所に交通の支障とならないよう整然と設置し、振動や風などで倒れないよう堅固な固定措置を講じること。
(2) 道路工事の標示板は工事区間の起終点に設置するものとする。

(3) 車両等の進入を防ぐ必要のある工事箇所には、両面にバリケードを設置し、交通に対する危険度に応じて赤ランプ、標柱等を用いて工事現場を囲むものとする。

(4) 迂回路を設ける場合には、必要とする時間中、迂回路の入口にその地図等を標示する標示板を設置し、途中の各交差点において、道路標識「まわり道」の標示板を設置するものとする。

(5) 標示板及び防護施設は、夜間においても遠方から確認し得るよう照明または反射装置を施すものとする。

(6) 工事情報看板及び工事説明看板は工事を開始する1週間前から道路工事を開始するまでの間、道路工事が予定されている現場付近にドライバーから看板内容が見えないように設置するものとする。

(7) 看板・標識等は、保守管理を行うこと。

4.工事現場出入口付近での交通事故防止

(1) 現道に面して歩道を切り下げ又は、覆工して出入口を設けた場合には、段差・隙間による危険が生じないような構造、また、滑り止めを有する等の構造として常に保守管理を行うこと。

(2) 工事車両の出入口には、工事車両の出入りを歩行者等に知らせるため、必要に応じてブザー又は黄色回転灯を設置すること。

(3) 出入口では、歩行者及び一般交通を優先し、工事車両の出入りに伴う交通事故防止に努めること。

(4) 出入口には、必要に応じて交通誘導員を配置すること。

5.地域住民との融和

(1) 工事着手前に地区自治会などを通じ、周辺住民等に工事概要を周知し協力要請に努めること。

(2) 工事現場がスクールゾーン内にある場合には、登下校時の工事車両の通行における留意事項を工事関係者に周知すること。

(3) 地元住民が容易に理解できるよう工事の進捗状況を必要に応じて回覧又は看板を掲示するなどして、工事に対する理解を求めること。

(4) 工事中に周辺住民等から苦情又は意見などがあったときは、丁寧に応対し必要な措置を講じること。

(5) 工事現場の状況に応じて工事用道路には、粉じん防止のため砕石敷均しあるいは舗装を施すとともに、排水施設を設けること。また、工事用車両出入口には、必要に応じてタイヤ洗浄設備等を設け、土砂の散逸防止に努めること。なお、上記の措置が困難な場合には、現場路面の清掃を適宜行い、土砂を散逸させないこと。

(6) 人家密集地等周辺の状況に応じて仮囲いを設け、土砂飛散防止の措置を講じること。

(7) 現場状況に応じて防じん処理などの措置を講じること。

(8) 騒音・振動を伴う作業を行う現場では、地域住民等の理解を得るよう、作業時間を標示することなどにより事前に周知を図ること。

(9) 現場事務所・作業員宿舎・休憩所及び工事現場の作業環境などの改善を行い、快適な職場を形成するとともに、看板並びに現場周辺の美装化に努めること。

6.現場外での交通安全管理

工事現場外においても、作業員等の運転する自動車等の交通安全に対し、十分に注意を促し事故などの防止に配慮すること。