地下作業

第8節 地下作業

1.作業における留意事項

(1) 地下作業をするときは、必ず地上に監視員を配置すること。

(2) 地下より空気等が湧いていると思われる場合及び通気の悪い場所では、酸素欠乏による事故防止を図るため、酸素濃度の測定を実施し、安全を確認のうえ作業すること。

(3) 暗渠・マンホール・浄化槽等密閉された部分を解放するときは、有害ガスや酸欠空気が吹き出すおそれがあるので、離れた場所より操作すること。

表2−3 空気中の酸素濃度と酸素欠乏症の症状

空気中酸素

濃度(%)

動脈血中濃度

(飽和度)(%)

酸素欠乏症の症状

18 96

安全の限界であるが、作業環境内の連続換気、濃度測定、安全帯・呼吸用保護具の用意が必要

16〜12 93〜77

脈拍・呼吸数増加、精神集中力低下、計算間違い、精密筋拙劣劣化、筋力低下、頭痛耳鳴り、悪心、吐き気

14〜9 87〜57

精神力低下、発揚状態、ため息頻発、異常な疲労感、酩酊状態、頭痛、耳鳴り、吐き気、嘔吐、当時の記憶喪失、喉の痛み感じない、全身脱力、体温上昇、チアノーゼ、意識朦朧

10〜6 65〜30

吐き気、嘔吐、行動の自由喪失、虚脱、チアノーゼ、幻覚、意識喪失・昏睡、中枢神経障害、全身けいれん、死亡の危険

6 以下 30 以下

数回のあえぎ呼吸で失神・昏倒、呼吸緩徐・停止、心臓停止、死亡

浄化槽の維持管理、日本環境整備教育センター:2005 より引用