労災保険

参考資料

労災保険情報センター.ホームページ 労災保険制度.厚生労働省ホームページ
労働者災害補償保険.wikipedia  

労災保険とは、労働者災害補償保険の略語で、社会保険制度の一つであり、労働者災害補償保険法に基いて業務上の災害や通勤の災害時に労働者やその遺族の方に給付を行う保険制度です。業務遂行時や通勤時の負傷や疾病にかかった労働者の社会復帰を促したり、その労働者の遺族の援護、及び安全の確保など、労働者の福祉の増進に寄与することを目的としています。

業務における災害とは、仕事の業務上における理由によって労働者が負傷、疾病、障害、死亡することを言います。
しかし、それが本当に業務であるかの判断が困難なため、「業務遂行性」、「業務起因性」の2つで業務上であったかどうかの判断を行います。
この2つの条件を満たさない場合は業務災害とは認められないのです。

業務遂行性とは、労働者が労働契約に基づき、事業主の管理時間内であることを言います。作業中や作業準備中、休憩中や後片付け中も含まれます。

業務起因性とは、業務と傷病との間に因果関係が深くなければいけません。これは仕事中にけがをした等が挙げられます。
つまり、業務災害が認められるのは、業務時間内にこれらの事象が起こった場合ということになります。
また、通勤災害とは、労働者が通勤によって負傷、疾病、障害、死亡することを言います。

通勤災害も業務災害同様、判断が困難となっているため、通勤の定義、逸脱・中断が定められています。
通勤の定義とは、労働者が就業する際、住居と就業場所の間を合理的な経路で往復することを言い、業務の性質を持つものを除きます。
通勤の途中、経路からそれてしまうことを逸脱と言い、通勤経路上で「通勤」とは関係のない行動をすると「中断」とみなされます。
逸脱・中断をした場合、その後の行動は全て通勤とは認められていません。
しかし、日常に必要な行為で厚生労働省令にて定めているものを、やむを得ない理由により最小限行う場合、逸脱・中断を除き通勤と認められることがあります。これは、逸脱・中断の行為中は通勤とは認められませんが、その後復帰した段階で通勤と認めますという意味です。

このような条件で認められた場合、業務災害や通勤災害とみなされ、労災保険が検討されます。